ネタと思って結構なお話です。
いつものようにロングライドに出かけて、かなり離れたところにいたとしましょう。
自転車に乗って信号待ちをしていた時のことです。
同じく自転車に乗ってマスクをしたおばはんが遠くから私に声をかけてきたとします。
おばはん「すみませーん。すみませーん」
私(あ、道聞かれる。地元じゃないって言おうっと。)
おばはん「あのー。サイクリングお好きなんですか?」
私(あれ?道聞くんじゃないんだ。それに今あんまりサイクリングって言わないけど・・・。まぁいいや)
「ええ」
おばはん「私もなんです。」(こちらを見上げる。)
私(・・・・・・あんたが乗ってるのどう見ても前かご付きのママチャリじゃん。しかもそこに入ってるの買い物袋ですが?・・・・)
「そう・・・・・なんですか?」
信号が青に変わります。
「では。」
ペダルに足をかけ出ようとすると・・
おばはん「すみませーん。遠くからいらっしゃってるんですか?」
「北信州から来てます。」
おばはん「あら。遠くからなんですね。かなり遠方に出かけられるんですか?」
「(今まででかけた場所)くらいはありますけど・・」
おばはん「すごいですねー。お仕事は何されてるんですか?」
「(自分の仕事)です。」
おばはん「あらー。」
再び信号が青に変わる。
出ようとすると・・。
おばはん「すみませーん。この辺の公園でいいところがあるんですよ。ご存知ですか?お花がきれいで〇×〇×・・・・」
どうでもいいような話ばかりで、交差点にくぎ付けです。
早く離れたいなと考え始めたころ・・・
おばはん、なぜかマスクを取ります。
おばはん「××なんでマスクしてますが、私こんな顔です。下の名前は××といいます。」
私(40代だろうなぁ。普通のおばはんだけどなんで名乗るんだろう?)
ここでこのおばはん、いきなりものすごいことを言い出します。
おばはん「あのー、実は私・・・・、人生のパートナーを探してるんですが・・・・、ご結婚はされてますか?」
私(えー。なんだこりゃw。意味わからん。)
「・・・・・・・・・・・社会人の子供がいますが?・・」
おばはん「そう・・ですよね・・・。ごめんなさいね。」
私(話かけて10分でする話じゃないぞ。しゃべりは普通だけど一応警戒しておこう。)
「では、先も長いのでここらで・・・」
ほぼ無理やり発車して全力で自転車を漕いでお別れをしました。
実際はもっとずっと長いやりとりがあって、かなり多彩な話を聞かされました。詳細は端折りましたが、中身は大体こんな感じです。
道端で自転車乗りに声をかけて、成功する確率はほぼないと思うのでぜひ別の方法での婚活をおすすめしたいところです。
嘘のような本当にあった話です。
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